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バチカン放送局

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アンジェラスの祈り:教皇「神のみ国はもう来ている」


教皇フランシスコは、12月4日、日曜正午のアンジェラスの祈りを唱えられた。

キリストの降誕の準備期間である「待降節」の、第二主日に当たるこの日、ローマは薄雲りの一日となった。

教皇は、バチカン聖ペトロ広場に集った世界各国からの巡礼者たちに、祈りの前の説教で、神のみ国の到来の真の意味について語られた。

教皇は、わたしたちが心から神に回心するなら、すなわち、神に自分自身を開くために、わたしたちの利己主義を捨て去るなら、真の幸福と、愛、自由を与えてくれる神のみ国はもうこの地上で始まっていると述べられた。

教皇の説教は次のとおり。

「兄弟姉妹の皆さん、待降節第二主日の今日、ミサで朗読されたマタイ福音書で、洗礼者ヨハネの「回心しなさい、天の国は近づいている」という招きの言葉が読まれました。

この呼びかけは、すべてのキリスト教的使命の核心ともいえるメッセージです。自分の応援するチームのファンの数を増やすための呼びかけではありません。それは、天のみ国が近づいている、むしろもうわたしたちの間に来ているのだという、喜びのメッセージなのです。

天のみ国と言う時、わたしたちはすぐ来世の生命について考えます。もちろん、その通りでもあります。神のみ国は、この地上の生命の彼方に終わりなく広がることでしょう。

しかし、イエスは洗礼者聖ヨハネが前もって伝えてくれた、素晴らしいメッセージをもたらしてくれました。聖ヨハネは言います。神のみ国の到来を来世まで待つことはありません、と。神のみ国は、もうすぐそこまで来ています。ある意味で、もう来ているのです。もうすでに、この世でも、その霊的な力を感じることができます。

神はその統治を、わたしたちの歴史、毎日の生活の中に確立するためにおいでになります。それを信仰と謙遜をもって受けいれる時、そこにはすでに愛と喜びと平和が芽吹くのです。

神のみ国に入るための条件は、わたしたちの生活を変えることです。すなわち、毎日回心すること、毎日一歩前進することです。

誤りに導く道を離れ、この世の偶像を捨て去り、成功主義や、弱いものを搾取する権力、金銭欲や、快楽追及を捨て去ることです。そして、それとは反対に、わたしたちのところに来られる主に道を開くことです。

神はわたしたちの自由を取り去ることはありません。わたしたちに真の幸福をくださるのです。ベトレヘムにおけるイエスの誕生をもって、神ご自身がわたしたちを悪魔の業である利己主義や、罪、腐敗から、解放するために来られるのです。

クリスマスは外的にも大いに喜ばしい偉大な日ですが、それは特に宗教的な出来事です。ですから、霊的な準備が必要です。そのため、洗礼者ヨハネは、神の子を迎えるために、各自が主の道をまっすぐにするよう勧めているのです」。