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第266代目ローマ教皇にベルゴリオ枢機卿、教皇名はフランシスコ


第266代目のローマ教皇に、アルゼンチン出身のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿が選出された。教皇名はフランシスコ(ラテン語:フランチスクス、イタリア語:フランチェスコ)。新教皇をいだき、バチカンに集った信者たちは歓喜に包まれた。

新教皇の選出を告げる白煙がシスティーナ礼拝堂の煙突から上がった後、1時間以上経過した、午後8時すぎ、期待で胸をいっぱいにした聖ペトロ広場の群集の前に、新教皇の名を告げる役である、プロトディアコノのジャン・ルイ・トーラン枢機卿が大聖堂の中央バルコニーに現れた。

人々の割れるような拍手に、すぐに緊張と沈黙が続いた。

「皆さんに大きな喜びをお伝えします。私たちは新しい教皇をいただきました」

トーラン枢機卿のラテン語の告知に喜びに沸いた会衆は、その新教皇の名を知ろうと、バルコニーを見上げながら一心に耳を傾けた。

そして、いよいよ第266代目教皇に選出された枢機卿の名が厳かに告げられた。「ジョルジウム(ホルヘ)・マリウム(マリオ)・ベルゴリオ」。新教皇の名は「フランシスコ」。その瞬間、地響きのような人々の歓声が広がっていった。

十字架を先頭に、枢機卿らと儀式奉仕者たちを伴い、白スータンと短白衣を身につけた新教皇フランシスコがバルコニーに現れた。祝福のしるしをしながら、人々の割れるような拍手と歓声に応えた。

そして、新教皇は次のように第一声を述べた。

「兄弟姉妹の皆さん、こんばんは。
皆さんもご存知のように、コンクラーベの義務はローマ司教(教皇)を選ぶことです。わたしの兄弟なる枢機卿たちは、その教皇を世界の果てまで探しに行ったようです。しかし、わたしたちはここにいます。皆さんの歓迎に感謝します。ローマ教区の共同体、ありがとう。」

新教皇は、人々の歓迎に感謝を表し、何よりも先に前教皇ベネディクト16世のために祈りたいと述べ、皆と共に「主の祈り」「天使祝詞」「栄光唱」を唱えた。

続いて新教皇は次のように話した。

「これから司教と民の、愛のうちにすべての教会をまとめるこのローマの教会の歩みを始めましょう。それは兄弟愛と相互信頼の歩みです。いつもわたしたちのため、互いのために祈りましょう。全世界のために祈りましょう。そこに大きな兄弟愛がありますように。」

「今日からわたしたちが始めるこの教会の歩み、わたしを補佐するのは、ここにおいでのローマ教区教皇代理司教の枢機卿ですが、この歩みがこの大変美しい街の福音に実りをもたらすよう願っています。」

「今から祝福をおくりたく思いますが、その前に皆さんにお願いがあります。司教が民を祝福する前に、主がわたしを祝福してくださるように皆さんが祈ってください。それは司教の祝福を願う民の祈りです。沈黙のうちにわたしに対するこの祈りをしてください。」

そして、教皇フランシスコは、「これから、皆さんと全世界、すべての善意の人々に祝福をおくります」と述べ、教皇として最初の「ウルビ・エト・オルビ」(ローマと世界に向けた教皇祝福)をおくった。

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新教皇フランシスコ(本名:ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ)は、ブエノスアイレス大司教、イエズス会士。

1936年12月17日、ブエノスアイレスの生まれ。1958年、イエズス会入会。1969年、司祭叙階。1992年、ブエノスアイレス補佐司教。1997年、同協働司教。1998年、同大司教。2001年、教皇ヨハネ・パウロ2世によって枢機卿に任命された。