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ニカラグア:教皇大使、暴力の停止と対話の再開呼びかける

避難していた教会の中から救助されたニカラグアの大学生たち - REUTERS

18/07/2018 19:26

駐ニカラグア教皇大使のスタニスラウ・ワルドマー・サマータグ大司教は、7月18日、教皇フランシスコの名において、同国内に暴力の停止と対話の再開を呼びかけた。

年金支給減額と市民らへの負担増加を盛り込んだ社会保険法改正令の公布を発端に、ニカラグアで4月18日に起きた市民の抗議運動と治安警察との衝突から、3か月が経過した。

この間、以前から市民間にあった政権への不満が急速に高まり、緊張と衝突はニカラグア各地に拡大。これに伴い死者・負傷者が増え続けている。

サマータグ教皇大使は、その声明で、「この悲劇的な時において、教皇フランシスコと教皇庁の名においても、ニカラグアが直面するこの深刻な事態に深い憂慮を表明したい」と述べた。

大使は、「死者と暴力の犠牲者によって、政治危機を解決し、ニカラグアの未来の平和と発展を保証できるとは、受け入れがたい論理である」と、暴力的対応を非難。

「すべての死者を悼み、遺族のために祈りながら、暴力の停止と国内対話の迅速な再開を可能にし、この危機に対するふさわしい解決を共に模索するよう、わたしの人間的・精神的全力をもって、すべての人の良心に訴えたい」と、呼びかけた。

ニカラグアのこの危機において、カトリック教会は対話を信じ、暴力の犠牲者を救助してきた。

ニカラグアのカトリック司教協議会の事務局長、ヴィクトル・リヴァス神父は、バチカン・ニュースのインタビューで、危機解決を目指す教会のこれまでの取り組みに触れつつ、一方で、政権側は、現在カトリック教会を彼らの敵と見なすようになっていると指摘。

対話の仲介を目指す教会関係者も、反対派の市民と同様の攻撃を受け、教会や宗教施設もその直接の対象になっていると述べた。

リヴァス事務局長が指摘するように、教会関係者や教会施設への攻撃は増えており、7月9日、対話推進のために同国南西カラソ県・ディリアンバに向かったマナグア大司教・レオポルド・ブレネス枢機卿と、補佐司教シルヴィオ・バエス司教、サマータグ教皇大使が民兵らの暴力を受けたほか、7月16日、エステリ教区のアベラルド・マタ司教は、武装集団による狙撃を奇跡的に免れている。

 

 

18/07/2018 19:26