2018-05-04 14:00:00

教皇、スイス衛兵の新入隊員らに励まし


教皇フランシスコは、スイス衛兵の新入隊員らに励ましの言葉をおくられた。

5月4日、バチカンのクレメンスの間で行われた集いで、教皇は今年入隊のスイス衛兵隊員33人とその家族らとお会いになった。

スイス衛兵隊は、教皇の護衛とバチカンの治安管理を目的に、1506年、教皇ユリウス2世によって結成された。

1527年5月6日、神聖ローマ皇帝カール5世の軍隊による「ローマ略奪」で、当時の教皇クレメンス7世を守るために、スイス衛兵189人のうち147人が命を落とした。この歴史的な出来事の中、任務のために命を捧げたこれらの隊員を記憶するために、毎年5月6日、ミサと新入隊員の宣誓式が行われる。

教皇は、宣誓式を2日後に控えた新隊員たちへの挨拶で、ローマでの奉仕が、教会の普遍性を体験し、各自の信仰を強める特別な機会となることを願われた。

そして、教皇は、衛兵隊員の特徴である、カトリック信仰に一致した生き方を強調しつつ、イエスとの友情と教会への愛を守り、大小の任務に常に喜びと勤勉をもってあたり、すべての人に勇気と、忍耐、寛大、連帯をもって接するよう希望。

スイス衛兵隊員は、バチカンでの任務中だけでなく、任務外の時もこの愛徳に忠実であるよう召されていると述べられた。

教皇はこの機会に、バチカンのスイス衛兵隊が日頃遂行する、厳格であると共に安心を与える任務に改めて感謝を表された。

 








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