2018-01-17 12:55:00

教皇、チリの教会関係者たちと交流


教皇フランシスコは、チリの教会関係者らと交流された。

1月16日、教皇は司牧訪問先のサンティアゴのカテドラルで、チリのカトリック教会の司祭、修道者、神学生らとの集いに参加され、続いて聖具室で同国の司教団らとの出会いを持った。

チリの司祭、修道者、神学生らに対し、教皇は、個人の召命と共同体は常に共にあり、両者の関係は決して切り離せないと強調。

わたしたちは個別に召命を受けているが、同時に、より大きい共同体の一部であるように常に召されていることを、関係者らに思い出させた。

教皇はこの集いの中で、最近チリの教会を揺るがせた幾人かの司祭による未成年への虐待に言及。被害者と家族の苦しみに思いを寄せられた。

教皇は、イエスの受難・死によって打ちのめされたペトロが、復活のイエスとの出会いを通し、イエスの傷の中に変容されたように、教会もまた、打ちひしがれ苦しむ教会から、むしろ、わたしたちの近くにいる苦しむ人たちに積極的に奉仕する教会へと変容されていかなければならないと語られた。

一方、チリの司教団を前に教皇は、世俗的な風潮の中で孤立することなく、宣教の使命に忠実に神の民に寄り添い、未来の司祭・修道者を支え育成していくことを課題として示された。








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