2018-01-09 16:19:00

教皇、チリとペルーの国民にメッセージ、2カ国訪問を前に


教皇フランシスコは、チリとペルーへの訪問を前に、両国民にビデオを通しメッセージをおくられた。

教皇は、来る1月15日(月)から18日(木)までチリを、同18日から21日(日)までペルーを訪れる。

ビデオメッセージの中で教皇は、この南米2カ国への訪問を、「福音の喜びの巡礼者として、すべての人と主の平和を分かち合い、同じ希望のうちに信仰を強める」ためのものと話された。

そして、人々との出会いを通して、わたしたちを抱擁し慰める神の寄り添いと、その優しさ、いつくしみを共に体験したいと述べられた。

教皇は、勤勉と努力によって築かれた両国の歴史に触れると共に、人々が持つ神と隣人への愛、特に社会で疎外された人々、支援を必要とする人々への愛を神に感謝された。

「切捨ての文化」が社会にますます蔓延する中、皆の喜びや悲しみ、困難や希望を共にし、教皇と教会の人々に対する関心を伝えたいと語った。

社会における共存の基礎となる平和は、神だけが与えることができるものと述べた教皇は、神に平和の賜物を祈り続ける必要を強調。

この世の物事だけにとらわれず、眼差しを神に向け、神を近くに感じながら、生き生きとした、友情と兄弟愛に満ちた社会を築いていけるよう教皇は願われた。

教皇はこの司牧訪問と皆の心の中の願いを聖母の手に託しながら、御子に向かって歩むことを聖母が教えてくださるようにと祈られた。

 

 








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