2017-11-28 12:30:00

教皇、ミャンマーの諸宗教の指導者らとお会いに


教皇フランシスコは、訪問中のミャンマーで、国内の諸宗教の指導者らとお会いになった。

ミャンマー訪問2日目、現地時間11月28日朝、教皇は滞在先のヤンゴンのカトリック大司教館に、仏教、イスラム教、ヒンズー教、ユダヤ教、キリスト教の諸教会の代表者らを迎えられた。

この集いで教皇は、諸宗教リーダーたちに、原稿を用いず、スペイン語で挨拶をおくられた。

教皇は「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び」(詩編133)という、旧約聖書の詩編の言葉を引用。

『共にいる』とは、皆が同じという意味ではないと教皇は述べ、「それぞれの宗教がその豊かさと伝統、他に与え、他と分かち合うことのできるものを持っている、それは平和の中にあってこそ可能になる」と話された。

「平和とは異なる人たちが一緒に築くもの、一致とは異なる中にも互いに与え合うもの」と語りながら、教皇は、平和とはすなわち「調和」であると説かれた。

教皇は、すべてが同じという、画一性への世界的傾向は、文化的植民地主義であると警告し、わたしたちは違いの豊かさを理解し、この違いから対話し、相手から学ぶべきと話された。

ミャンマーを構成する豊かさと多様性に触れつつ、教皇は皆が一人の父の元にある兄弟として、互いに対話し、和解することが、平和構築への道となると話された。








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