2017-11-20 13:40:00

貧しい人のための世界祈願日:教皇参加の昼食会、バチカンで


カトリック教会の第1回目の「貧しい人のための世界祈願日」が記念された11月19日、教皇フランシスコ参加のもと、バチカンで昼食会が催された。

教皇はこの日、午前中のミサと正午の祈りの後、ミサの参加者らと食卓を共に囲まれた。

会場となったパウロ6世ホールには、経済的に恵まれない人々や、支援を必要とする人々ら、ミサの参加者のうち、およそ1500人が招待され、イタリアやヨーロッパ諸国から集ったボランティアの人々に付き添われながら、日曜日の昼食をとった。

その他の参加者らは、ローマ市内の多くの神学院や、カリタスの食堂、聖エジディオ共同体などに招かれ、昼食のひと時を関係者らと共に過ごした。

バチカンで行われた昼食会では、「貧しい人のための世界祈願日」の行事を主催した、教皇庁新福音化推進評議会の議長、リノ・フィジケッラ大司教の挨拶に続き、教皇フランシスコが食事の前の祈りを唱えた。

教皇は「皆さん、ようこそ!」と招待者らを温かく歓迎しながら、次のように祈りの言葉を述べられた。

「わたしたちは、それぞれの心を善意と隣人への友情でいっぱいにしながら、互いのために祈り、この昼食を分かち合おうとしています。さあ、主の祝福を祈りましょう。主がこの食事を祝福してくださいますように。この食事を準備した人たちや、わたしたち皆を、わたしたちの心を、家族を、わたしたちの願いや、生活や、健康、力を祝福してくださいますように。」

教皇はまた、ローマの各所で同時に行なわれている他の昼食会のすべての参加者や関係者のためにも、神の祝福を祈られた。

初めて「貧しい人のための世界祈願日」が記念されたこの日、ローマ教区はもとより、イタリアの各教区で、カリタス等が運営する食堂や、宿泊所、小教区主催で、昼食会や関連行事が行われた。

 

 








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