2017-10-31 14:29:00

「一致へのさらなる歩みを」ルーテル世界連盟とカトリック教会、宗教改革500年記念年の終了に


宗教改革500年記念年の終了に、ルーテル世界連盟と教皇庁キリスト教一致推進評議会は、共同声明を発表した。

この共同声明では、「2017年10月31日、宗教改革500年共同記念年の最終日にあたり、わたしたちは改革によって得た霊的、神学的恵みに感謝する」と述べ、この記念がルーテル世界連盟とカトリック教会の間だけでなく、世界的レベルのエキュメニカルなパートナーたちと分かち合われたことを指摘。

またこの機会に、改革から今日に至る500年間に、キリスト者が「主の体」を損ない、互いに傷つけ合った罪に対し、赦しを願ったことをここに記した。

声明は、ルター派とカトリック教会が共に、祈りや、儀式、対話に支えられ、ここ50年間にとげたエキュメニカルな歩みを深く認めた。

この宗教改革500年記念年を振り返る中で、特にスウェーデン・ルンドで、教皇フランシスコと、ルター派世界連盟(LWF)の当時の議長、ムニブ・ヨウナン監督出席のもと行われた、ルーテル派とカトリックのエキュメニカルな祈りが思い起こされた。

そして、ルター派とカトリック教会が宗教改革を初めてエキュメニカルな視点で見つめたことを、この記念年に受けた祝福としながら、過去は変えられないことは真実であるとしても、今日それを交わりと、分裂克服の希望を推進する力に変容できることもまた真実であると述べている。

同声明は、眼差しを未来に向け、聖霊に導かれて、主イエス・キリストによって望まれた一致へのさらなる歩みを続けていこうと呼びかけている。

 








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