2017-10-27 14:02:00

教皇、ローマの「スコラス・オクレンテス」事務局を訪問


教皇フランシスコは、ローマの「スコラス・オクレンテス」事務局を訪問された。

「出会いの学校」を意味する「スコラス・オクレンテス」は、教皇がアルゼンチンでブエノスアイレス大司教を務めていた時から推進してきた教育ネットワーク。

すべての青少年に教育の機会を提供し、出会いと、対話、異なる存在への尊重を推進することを目的に、公立・私立、宗教の違いを超えた様々な教育機関が協力し合っている。

「スコラス・オクレンテス」は、2013年8月に教皇庁立基金としての形を整え、その活動を充実させてきた。今年6月には、ローマのトラステベレ地区にあるサン・カリスト館に事務局が開設された。

教皇は、10月26日夕方、このローマ事務局を訪れ、パレスチナ、イスラエル、イタリア、スペインを中心に、各地から集った多くの学生たち、ボランティアや関係者に迎えられた。

この集いで、教皇は、メキシコ、パラグアイ、アルゼンチン、プエルトリコ、米国テキサスからの中継を通し、それぞれの若者たちが置かれた困難な状況や、スコラス・オクレンテスの支援について語る声に耳を傾けられた。

教皇は特に今年9月のハリケーンで大きな被害を受けたプエルトリコの若者たちに連帯を示された。

移民とその受け入れについて、教皇は、常に新・旧の大陸を相互に豊かにする源であると強調。

よりよい未来の希望に賭ける移民たちを助けて欲しいと教皇はすべての人々に願うと共に、一方で、移民たちが受入れ国の法律を遵守し、市民たちが守られる必要を説かれた。

また、教皇はこの日、中央・南アメリカのいくつかの国々の「スコラス・オクレンテス」の活動拠点の誕生を喜ばれた。

 

 

 

 








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