教皇フランシスコは、イタリアのボローニャで、教会や大学の関係者との集いを持ち、市民のためにミサを捧げられた。
教皇は、10月1日、北イタリア・エミリア=ロマーニャ州のチェゼーナとボローニャを訪問。
同日午後、教皇はボローニャの司教座が置かれた聖ペトロ聖堂で、ボローニャ大司教区の司祭や、修道者、信者らと交流。教区性とは何か、修道者が守るべき清貧の重要性などについて、質疑応答形式で対話した。
次いで、教皇は市内のサン・ドメニコ広場で、ボローニャの大学関係者および学生たちとお会いになった。
歴史あるボローニャ大学の関係者と教皇との出会いは、1988年の聖ヨハネ・パウロ2世の訪問以来。
大学、ウニベルシタスは、あらゆる学問とあらゆる共同体を包容し、知識欲を高め、研究を共同のものに広げながら、互いに興味を共有し、刺激を与え合う場所であると教皇は述べた。
そして、「善の追求こそが研究を真に成功させる」「愛は知識の宝に、特に人間と人民の権利に味をつけるもの」と話された。
教皇は、今日の大学が持つべき3つの権利として、文化に触れ、知識を深め、人類と共通善に貢献する権利、不安や孤独、重苦しさを感じる世において、ネガティブな論理に押しつぶされず、希望を持つ権利、紛争を超え一致を目指す平和への権利を挙げられた。
多くの出会いに満ちたこの訪問の終わりに、教皇はボローニャの競技場でミサを司式。
家庭、教会、社会の中で、出会いを決して諦めず、新しい道を探索しながら、共に歩いていくよう信者らを励まされた。
そして、この歩みを続けるための3つの糧として、御言葉、聖体、貧しい人々への奉仕を示された。
こうして、教皇はチェゼーナ、ボローニャ訪問を終え、ローマに戻られた。
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