2017-09-21 16:12:00

教皇、イタリア議会の反マフィア委員会関係者とお会いに


教皇フランシスコは、9月21日、イタリア議会の反マフィア委員会関係者とお会いになった。

この出会いで教皇は、イタリアにおいてマフィアとの戦いのために自らの命を犠牲にしたすべての人々を思い起こしつつ、中でもマフィアに暗殺された3人の裁判官、ロザリオ・リヴァティーノ、ジョヴァンニ・ファルコーネ、パオロ・ボルセッリーノ各氏の名を挙げられた。

教皇は今日の人々や組織の中に浸透する倫理的危機を指摘。

日和見主事や、虚言、ごまかし、自分の欲望を満たそうとする誘惑から人間を守り、「人間の心から再び出発する」ことが大切と話された。

利益の追求に根差した政治は、良心の声を掻き消し、悪を当たり前のことのように認識させ、真理と偽りを混同させてしまうと教皇は警告。

真の政治は、共通善や、希望、人間の尊厳を奪うマフィアとの戦いを、重要課題として優先するべきと説かれた。

教皇は特に贈収賄など社会の腐敗問題と対峙し、より正しい社会の構築のために努力するよう、関係者らを励まされた。

 








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