2017-09-14 11:37:00

教皇、セミナー参加の新任司教らに励まし


教皇フランシスコは、バチカンのセミナーに参加中の司教らに挨拶をおくられた。

教皇庁司教省(長官:マーク・オーレット枢機卿)と東方教会省(長官:レオナルド・サンドリ枢機卿)によって開催されたこのセミナーには、この一年間に任命された世界各国の新司教たちが参加した。

教皇はこのセミナーを、新しい司牧者たちを知り、司教らに与えられた特別な任務について彼らと共に考察を深める機会として喜ばれた。

「神の恵みの福音を力強く証しする」こと(使徒言行録20,24)と、「霊に仕える務め」(2コリント 3,8-9)を、教皇は特に司教の任務として提示。

今回のセミナーのテーマである、聖霊が託した「神の教会の世話」(使徒言行録20,28)という使命を果たす上での「霊的・司牧的判断」について、助言を行われた。

教皇は、司教らが霊的・司牧的判断を下すために忘れてはならないこととして、「すべての真の判断の主役は、聖霊である」と強調。

神に導かれた者だけが他の人を導くことができ、心の中に羅針盤としての神を持ち、神に親しむ者こそが、その識別のうちに、託された人々を教え育てることができると話された。

また、霊的・司牧的判断は、聖霊が教会に与える恵みであるからには、司教は孤立した牧者としてではなく、常に教会という共同体における牧者の行動として、判断・識別を行なうべきであり、そのためには教会のすべての要員たちの有益な声に耳を傾けることが必要と述べられた

信徒や家庭、聖職者、教会や社会など、皆が神の望まれる善を選び、実現できるよう、司教はこれらの人々・共同体に忍耐と勇気を持って寄り添っていかなければならないと語られた。

 








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