2017-09-01 16:22:00

環境保護、教皇とエキュメニカル総主教が共にアピール


9月1日、カトリック教会の「環境保護のための世界祈願日」が記念された。

同記念日は、環境問題への関心を高め、それについて祈ることを目的に、教皇フランシスコによって2015年8月に制定された。

正教会のエキュメニカル総主教庁もまた、同じ日に、同じ目的のために祈ってきたことから、この記念日は相互の交流・協力的な側面も持っている。

今年の「環境保護のための世界祈願日」には、教皇フランシスコとエキュメニカル総主教バルトロメオス1世が共同でメッセージを発表した。

このメッセージを通し、教皇と総主教は、人間が神から自然を守る者として託されたその責任を果たすよう呼びかけると共に、人間の尊厳とその発展は、被造物を大切にすることと深く関係していると指摘。

それにも関わらず、自然のバランスを崩し、限りある資源を搾取し、市場的利益を上げようとする飽くことのない欲望が、神の協力者としての人間の召命を曇らせていると警告した。

人間環境と自然環境の悪化の影響を最も受けるのは、地球のあちらこちらの片隅で生きる弱い立場の人々であるとメッセージは述べ、人類が持続可能で統合的な発展のために、環境保護に取り組むことを急務として訴えている。








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