2017-08-28 14:58:00

日曜正午の祈り: 教皇 「もっとも小さな小石も神の手の中では貴重な石となる」


8月27日日曜正午、真夏の猛暑にもかかわらず聖ペトロ広場を埋め尽くした巡礼者や信徒たちに、教皇フランシスコは聖母マリアへの祈りアンジェラスを唱える前に、この日曜日のミサ中の福音朗読箇所からテーマをとり、使徒のかしら聖ペトロを中心とした信徒の一致と交わり、すべての人を愛する神の愛について次のように話された。

「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、今日のミサ中朗読された福音は、わたしたちに教会における一致と交わり相互の愛、聖ペトロの教会における役割について大切なことを教えてくれます。

岩に例えられる聖ペトロの上に建てられたキリストの教会は、地獄の門も勝てないほど堅固なものです。しかしこの建物にも亀裂が生じることがあります。したがって絶えず修繕、改善の必要もあるのです。

この建物の構成員であるわたしたちはもちろん自分は堅固な岩だと自負することは出来ません。わたしたちはほんの小さな小石に過ぎないかもしれません。しかしいかなる小石も無益ではありません。いかに些細なものであってもそれぞれ大切な役割を持っています。まさしくイエスの手の中では最も小さな小石も貴重な石となれるのです。

神はたとえ小さな石であっても大きな愛をもって各自にもっとも適した場所を準備します。この神の愛をもって、教会を形作る生ける石であるわたしたちは一人ひとり教会の中で固有の使命を持ち、多くの小さな石で構成される一つの建物、生ける共同体を実現します。

わたしたちは一人ひとりでは小さな石ころですが、イエスの手の中で教会という素晴らしい建物を建設する手段となるのです」。








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