2017-08-02 13:03:00

教皇、ブラジルの若者たちにメッセージ


教皇フランシスコは、ブラジルの若者たちにメッセージをおくられた。

7月末、ブラジルのアパレシーダの聖母巡礼聖堂で、聖母発見300年を記念する青少年のためのプロジェクト、「300年の歩み」の閉会式が行われた。

教皇は、同プロジェクトの参加者に宛てたメッセージで、様々な挑戦に満ちた未来において、聖母を希望のしるしとして示すと共に、生き生きとした宣教精神と共に歩み続けるよう若者たちを励まされた。

不確実で、安定しない状況に置かれた現代の若者たちの不安を汲み取られた教皇は、母としての愛情深い注意と関心を注ぐマリアは、若い人々の生きる状況を知り、常に彼らに寄り添っていると強調された。

教皇はアパレシーダの聖母の由来を回想。パライーバ川で網を打っていた貧しい漁師たちが引き上げた、泥だらけの聖母の胴と頭は、植民地時代のブラジル社会が奴隷制による分裂を経てやがて一つになったように、分かれていたものを信仰のもとに一つにすることを象徴していると説かれた。

教皇は、アパレシーダの聖母との出会いが、若者たちの人生の「網」、友情や社会の網をより大きな意味を持つもの、外へと向かう共同体へと変容させることを願われた。

 

 








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