教皇、イタリアの地震被災地の子どもたちに励まし

教皇フランシスコは、イタリアの地震被災地の子どもたちとお会いになった。

6月10日、ローマ市内のクイリナーレ宮殿にセルジョ・マッタレッラ・イタリア大統領を公式訪問された教皇は、大統領とイタリア政府要人らとの会見の後、庭園で子どもたちとの出会いを持った。

昨年のイタリア中部地震で深刻な被害を受けたいくつかの地域から訪れたおよそ300人の子どもたちは、友情をテーマにした歌で教皇を歓迎した。

子どもたちと笑顔で交流された教皇は「勇気をもって進みましょう。上へ、上へと登って行きましょう」と励まされた。

「坂を上るのは一つの技術です。皆さんがこの地震に苦しめられたように、人生には常に困難があります。しかし、アルピーニ（イタリアの山岳兵）の歌にあるように、大事なのは、倒れないことではなく、倒れたままでいないことです。いつも起き上がって進みましょう」と教皇は語り、子どもたちを祝福された。