2017-05-24 17:57:00

教皇フランシスコ、アメリカ大統領トランプ氏と会見: 「外交と対話による世界平和実現を」


5月24日水曜日恒例教皇一般謁見の前に教皇フランシスコはバチカン教皇宮殿の私的図書室でアメリカ合衆国国大統領ドナルド・トランプ氏とその家族に会われた。

午前8時20分、アメリカ大統領夫妻を乗せた公用車はバチカンの北西に位置するペルジーノ門から聖ペトロ大聖堂の後方を通り教皇宮殿に向かった。この時間聖ペトロ広場は恒例水曜教皇一般謁見のために巡礼者たちで一杯になっていたが、教皇はまず、アメりカ大統領にお会いになることを希望された。

サン・ダマゾの中庭に到着した大統領一行は、美々しく装ったスイス儀仗兵たちに荘厳に迎えられ、教皇の待つ教皇個人図書室に向かった。図書室の入り口では教皇自らが大統領をにこやかに迎え入れられた。

教皇とアメリカ大統領の出会いは約30分にわたって行われその間両者は真摯な心からの意見の交換をされた。特に生命と宗教の自由及び良心の擁護について共通の使命と努力について話し合われ、意見の一致を見た。これからもバチカンおよびアメリカ合衆国両国の国民全体の健康、教育、福祉の促進に協力していくことを確認し合い、さらに、世界の現状についての意見の交換もなされ、特に世界平和の早期達成について話し合われた。そのためには外交活動と宗教対話に力を入れ、中東におけるキリスト教徒たちの保護についても話し合いが行われた。

私的会見の後トランプ大統領は教皇に夫人と娘夫妻を紹介し、それぞれ記念品の交換をされた。教皇は最近ご自分が書かれた回勅や教書そしてロザリオや記念メダルをそれぞれにプレントされた。

トランプ大統領は教皇との謁見の後、イタリア大統領との会見のためバチカンから直接イタリア大統領官邸クイリナーレ宮に向かった。








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