2017-05-15 16:36:00

教皇、ファティマ巡礼を報告、日曜正午の祈り


教皇フランシスコは、バチカンで5月14日、日曜正午の祈りを唱えられた。

ポルトガル・ファティマから前日夜に戻ったばかりの教皇は、同地での聖母出現から100年を記念して行われた今回の巡礼について、信者らに報告された。

教皇はファティマで、聖なる神の民がマリアに全世界を託し、その母なる保護を求めて祈る、百年間、川のように流れ続けた祈りにひたされる思いがしたと述べられた。

巡礼では最初に、聖母が牧童たちに姿を現された場所に建つ「出現の礼拝堂」で祈ったが、すべての巡礼者たちと共に、沈黙と観想のうちに祈ることができたと教皇は語られた。

これらの祈りの中心は、御言葉と聖体を通して人々の間に現存される復活の主であり、主は、すべての聖母巡礼地と同様に、ファティマにおける典礼と司牧の主役である、病者たちに寄添っておられると話された。

ファティマで、聖母は小さなフランシスコと、ジャシンタ、ルシアの純真で単純な心をお選びになり、彼らにメッセージを託され、彼らはそれに立派に応え、聖母出現の出来事の信頼できる証し人、キリスト者の模範となったと、教皇は牧童たちを称えられた。

フランシスコとジャシンタの列聖にあたり、教皇は、彼らのキリストにおける信仰と福音の証しを全教会の模範とし、児童司牧に対する関心を喚起することを望んだと強調。

彼らの聖性は、出現を見たからではなく、聖母を仰ぐことができたというその特別な恩恵にふさわしく忠実と熱意をもって生きたからであると説かれた。

そして、子どもたちが聖母との出会いの後、ロザリオの祈りを熱心にし、悔い改め、戦争の終結と神のいつくしみを必要とする人々のために犠牲を捧げていたことを指摘された。

教皇は、今日も、回心の恵みのため、世界の各地に広がる戦争を止めるために、多くの祈りと悔い改めが必要と呼びかけられた。

 








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