2017-03-26 18:02:00

教皇、ミラノの刑務所を訪問、受刑者と昼食


教皇フランシスコは、3月25日、北イタリア・ミラノ訪問で、同市の刑務所を訪問された。

同日午前、ミラノ大聖堂で教会関係者との出会いを持った教皇は、正午過ぎ、サン・ヴィットーレ刑務所を訪れた。

教皇は刑務所のホールに集ったおよそ130人の受刑者をはじめ、所内をまわりながら他の受刑者や警官、職員、800人以上とお会いになり、励ましの言葉や祝福を与えられた。

受刑者らへの言葉で教皇は、わたしたちは皆罪びとであり、神に裁いてもらう存在であることを強調。神に裁きをまかせると共に、自分の罪と惨めさを見つめなければならないと述べた。

教皇はマタイ福音書の「お前たちは、わたしが飢えていた時に食べさせ、喉が渇いた時に飲ませ、...牢にいたときに訪ねてくれた」というイエスの言葉を思い起こしながら、「わたしにとって、皆さんはイエスです」と話された。

「格子の彼方を見つめること」の必要を説く教皇は、格子の向こうに大きく開く地平線、そこに人生や希望を求めるよう招かれた。

この後、教皇は代表の受刑者らと昼食を共にし、一人ひとりの話に耳を傾けられた。

 








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