2017-03-26 17:55:00

教皇、ミラノ大聖堂で教会関係者との集い


3月25日、北イタリア・ミラノを訪問された教皇フランシスコは、午前中、大聖堂で教会関係者らとの出会いを持たれた。

ミラノの中心部にある司教座大聖堂(ドゥオーモ)は、その荘厳なゴシック建築で知られている。

大聖堂に到着された教皇は、まず地下にある聖カルロ・ボロメオ(1538‐1584)の墓前で祈られた。

そして、聖堂内に集ったミラノ大司教区の司祭、修道者、助祭、カテキスタらと、質疑応答形式で対話された。

世俗化し、多様化、多民族化、多宗教化した今日の社会の中で、教会の宣教に困難を感じるという一人の司祭の言葉に、教皇は「挑戦を恐れてはいけません。挑戦はわたしたちを成長させます」「むしろ、恐れるべきなのは、挑戦のない信仰です。一見無難にまとまった信仰、水で薄めたような信仰は役に立ちません。」と答えられた。

多様化した社会を恐れず、その中で「教会は一つ、だがその経験は様々な形をとる」ことを忘れないようにと教皇は述べ、これを教会の豊かさと認識するよう励まされた。

教皇はこのミラノ大司教区訪問の記念としてミサ用のカリスを贈った。一方、ミラノ大司教アンジェロ・スコラ枢機卿は、同大司教区は教区カリタスを通し、教皇の名前で50軒の家を貧しい人々のために用意したと発表した。

教会関係者との集いの後、教皇は大聖堂前広場を埋めた市民に挨拶をおくり、正午の「お告げの祈り」を共に唱えられた。

教皇は特別車「パパ・モービレ」で広場を回りながら、市民の熱心な歓迎に応え、祝福を与えられた。








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