2017-03-20 19:04:00

教皇、ルワンダ大統領と会見


教皇フランシスコは、3月20日、ルワンダのポール・カガメ大統領とお会いになった。

両者の会談では、教皇庁とルワンダの友好関係に言及すると共に、ルワンダの社会・政治・経済の安定に向けた目覚しい進展が評価された。

また、ルワンダ国内の和解と平和構築における国家と教会の協力が強調された。

こうした中、教皇は、ルワンダ虐殺で多くのツチの人々が犠牲になったことに対し、教皇ご自身と、教皇庁、カトリック教会としての深い悲しみを表された。

そして、紀元2000年の大聖年に、教皇聖ヨハネ・パウロ2世が、教会とそのメンバーである司祭・修道者らが福音に反して憎悪と暴力に譲歩したその罪と過ちの赦しを神に求めた行為に倣い、教皇フランシスコもまた、この虐殺の犠牲者と今もこの悲劇のために苦しむ人々に連帯を示された。

教皇はこの過ちが教会の姿を歪めたことを謙虚に認めると共に、この態度が最近行われた「いつくしみの聖年」やルワンダ司教団の取り組みをも通して、平和ある未来への希望と信頼の推進に寄与することができるようにと願われた。

会談では、紛争や自然災害など、地域の政治・社会情勢にも関心が向けられ、特に多くの難民・移民に対する国際社会と地域組織による支援の必要について意見が交換された。

教皇との出会いの後、カガメ大統領は、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿および外務局長ポール・ギャラガー大司教とも会見した。








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