2017-03-16 16:13:00

教皇、レバノン大統領と会談


教皇フランシスコは、3月16日、レバノンのミシェル・アウン大統領の訪問を受けられた。

バチカン宮殿で行われた教皇とアウン大統領の会談では、教皇庁とレバノンの友好関係が確認され、特にレバノンにおける教会の歴史と社会的役割が強調された。

レバノンではここ数年、政党間の調整の困難によって大統領の空席が続いていたが、2016年10月末に同大統領が選出され、その不安定な状態が解消された。

こうしたことから、会談では、様々な政治勢力の努力により大統領空位に終止符が打たれたことに満足が示された。そして、同国の共通善と発展のため、異なる民族・宗教間に今後もより実りある協力が望まれた。

また、シリア情勢をめぐり、紛争の政治的解決に向けた国際社会の努力に言及。レバノンが多くの難民を受け入れていることへの評価が強調された。

最後に、地域情勢について広く意見が交換され、特に中東で現在進行中の他の紛争や、地域のキリスト教徒の状況が注目された。

この後、同大統領は、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿および外務局長ポール・ギャラガー大司教とも会談した。








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