2017-02-19 18:10:00

教皇、ローマ東部の小教区を司牧訪問


教皇フランシスコは、2月19日午後、ローマの小教区を司牧訪問された。

教皇が訪問されたのは、ローマ東部郊外ルンゲッツァのカステルヴェルデ地区にある、聖マリア・ホセファ・デル・クオーレ・ディ・ジェズ教会。

この小教区は、1989年に創立され、2001年の教会完成時に、教皇聖ヨハネ・パウロ2世が訪問している。教会献堂当時と比べ、同地区は住宅化が進み、現在およそ2万人が住んでいる。

この日、同教会を訪問された教皇フランシスコは、鈴なりの信者に迎えられた。

教皇は教会に隣接する小劇場で6歳から11歳の子どもたちとお会いになり、子どもたちの元気な質問に答えるなど、和やかな交流が行われた。

続いて、教皇はお年寄りや病者を励まされ、最近、子どもの洗礼式を行なった両親や、教会のカリタス活動の支援を受けている家族、また教会のボランティア関係者とも言葉を交わされた。

最後に、教皇は小教区の信者たちのために、教会でミサを捧げられた。

ミサの説教で教皇は、聖性への道とはどういうものかを考える上で、この日朗読されたマタイ福音書(5,38-48)の復讐せず、敵を愛し、迫害する者のために祈れという、イエスの教えを提示。

ある人が自分にしたことに対し、恨みを抱き続け、復讐を望むなら、それは聖性の道から遠ざかることになると話された。

教皇は、誰かが右の頬を打つなら、左の頬をも向けることは、悪に善をもって勝つことであり、罪に対して、この寛大さ、この力をもって勝利することが大切と強調。

敵のために祈ることは、赦しと聖性への歩みであり、この歩みはわたしたちを戦争から遠ざけると説かれた。








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