2017-01-13 18:59:00

教皇、若者たちへの書簡、2018年のシノドス準備のために


来年、バチカンで若者と召命をテーマにしたシノドスが開かれる。

2018年10月に開催される世界代表司教会議(シノドス)第15回通常総会は、「若者たち、信仰と召命の判断」をテーマに掲げている。

1月13日、次回シノドスのための準備書が発表されたことに伴い、教皇フランシスコは若者たちに宛てた書簡を発表された。

教皇は書簡の中で、神がアブラハムに向けた言葉「あなたは生まれ故郷、父の家を離れて、私が示す地に行きなさい」(創世記12,1)を引用。

この言葉を、まだ知らない未来に向けて「出て行く」ようにと若者たちを駆り出し、またそれを見守る、一人の父親の言葉として示された。

神がアブラハムに言った「行きなさい」という言葉は、どういう意味だったのかと教皇は問いつつ、それは自分のことや世界から逃げることではなく、すべてを置いて、新しい地に向かって行くようにとの強い招き、召命であったと、記されている。

教皇はまた、「ラビ、どこに泊まっておられるのですか」と言う弟子たちに、「来なさい、そうすれば分かる」と 答えるイエスの言葉(ヨハネ 1,38-39)を提示。

弟子たちの方に振り返って眼差しを向け、自分のもとへと来るように招くイエスの姿を観想される教皇は、「愛する若者の皆さん、皆さんはこの眼差しに出会いましたか?この声を聞きましたか。一緒に歩いていこうとする衝動を感じましたか?」と若者たちに問いかけている。

「より良い世界の構築は、皆さんの世の中を変えたいという思い、皆さんの寛大さにもかかっています」と述べた教皇は、「大胆な選択を助言する聖霊に恐れず耳を傾け、師イエスに従うために冒険するようにとの心の招きを前に、ためらってはなりません」と若者たちに呼びかけられた。








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