2016-11-04 15:59:00

教皇、この1年に亡くなった枢機卿・司教らを追悼


教皇フランシスコは、11月4日、バチカンの聖ペトロ大聖堂でミサを捧げられ、この1年に亡くなった枢機卿・司教らを追悼された。

ミサの説教で教皇は、11月にカトリック教会の信心業は亡くなった信者たちのために向けられ、教会共同体において人々は死の彼方の世界、特に主との最終的な出会いに思いをはせるよう招かれるという伝統に言及。

教皇はこの1年に帰天したすべての枢機卿と司教たちを主のいつくしみと憐れみに託されると共に、これら故人のキリスト者として、司祭としての証しに改めて感謝を表された。

「これらの兄弟たちは、教会と愛する主イエスに奉仕した後、『だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう』 (ローマの信徒への手紙 8,35)と使徒聖パウロが言う愛の確信のうちに、その目指した場所に到達しました」。

「わたしたちの地上の巡礼は、天の御父の家にたどりつくことで終わります。そこでのみ、わたしたちは安息と平和を得ることができると知っています。その天の御父の家に、わたしたちを導いてくださるのは、わたしたちの道・真理・命である主イエスです」。

「わたしたち一人ひとりにとって、御父の家に向けた歩みは、洗礼を通してわたしたちが恵みの光に目を開いた時から始まっているのです」。

教皇はこのように話された。

そして、神に自らを奉献し、イエスの愛を証し、それを人々と分かち合うと同時に、「キリストの群れの牧者」としてキリストに倣い、託された民の救いのために自らを与え尽くしたこれら故人を、教皇は祈りのうちに思い起こされた。

 

 








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