2016-10-05 18:25:00

バチカンで信仰とスポーツをめぐる国際会議


信仰とスポーツをめぐる会議が、バチカンで開催された。

国連と国際オリンピック委員会(IOC)の協力のもと、教皇庁文化評議会主催で、信仰とスポーツ考える世界会議、テーマ:「人類に貢献するスポーツ」が、10月5日から3日間の日程で始まった。

初日、教皇は会議のためローマを訪れた潘基文国連事務総長と、トーマス・バッハIOC会長と会談された。

続いて、パウロ6世ホールで行われた集いで、教皇は同会議の出席者およそ7千人に挨拶をおくられた。

この中で教皇は、スポーツの純粋性を保ち、不正や搾取から守る必要を訴えられた。

「人々がスポーツ競技の真の結果を信じることができなくなったり、失望や皮肉な見方からスポーツに対する情熱や参加する喜びを失ってしまうとしたら、スポーツと人類のために悲しいこと」と教皇は述べ、「スポーツは人生と同様、結果のために闘うのは重要だが、一番大切なのは、公正に、一生懸命に競技すること」と話された。

そして、カトリック教会としては、スポーツの世界に、福音の喜びと、すべての人を愛される神の受容に満ちた無条件の愛を伝えたいと述べられた。

教皇は、すべての国・民族・宗教の人が享受し、人生を豊かにすることができる、スポーツが持つ大きな価値を指摘。

こうしたスポーツの素晴らしさに接することは、有名なスポーツ選手たちだけでなく、アマチュアの人々にとっても可能であり、そこで人々は健康を向上させ、チームワークを学び、勝つことも、負けることをも経験できると説かれた。

教皇は、スポーツがより受容性のある、皆がその良さに触れることができるものになるようにと、この国際会議の実りを祈られた。

 

 








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