2016-09-30 18:50:00

教皇、ジョージア正教会のカトリコス総主教イリヤ2世とお会いに


9月30日、ジョージア(グルジア)を訪問した教皇フランシスコは、ジョージア正教会のカトリコス総主教イリヤ2世とお会いになった。

首都トビリシにある、ジョージア正教会の総主教庁で、教皇は全ジョージアのカトリコス総主教・ムツヘタとトビリシの大主教、イリヤ2世に迎えられた。

イリヤ2世と教皇は総主教館内での個人会談の後、謁見の間で両教会の関係者と、ジョージアの文化人らを前に、公式の会見を行った。

この出会いでは、ジョージア正教会の聖歌隊によって、イリア2世ご自身によって作曲された「アベ・マリア」の調べが流れた。

また、同国の伝統として訪問者である教皇や使節団に振舞われたお茶とコーヒーによって、会見は兄弟的で温かい雰囲気のものとなった。

教皇は挨拶で、聖ヨハネ・パウロ2世が紀元2千年の大聖年を前に行った歴史的なジョージア訪問以降、ジョージア正教会とカトリック教会の関係が刷新されたことを振り返りつつ、このエキュメニカルな歩みをこれからも共に続けていく必要を強調。

いつくしみと、一致、平和に渇く世界を前に、両教会はより熱心で新たな一歩をもって、平和と兄弟愛の姿を世に示していかなければならないと話された。

福音が今日の世界にも豊かな実をもたらすよう、わたしたちは主にしっかりと留まり、互いに一致するよう招かれていると述べながら、教皇はジョージア正教会とカトリック教会が共に福音を証ししていくことを願われた。

教皇はジョージアの人々の信仰に根差した精神をたたえつつ、同国の平和を祈られた。

 








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