教皇フランシスコは、7月30日、ポーランドの教会関係者とミサを捧げられた。
ポーランド司牧訪問4日目午前、教皇は、クラクフの神のいつくしみ巡礼聖堂で若者たちに赦しの秘跡を授けられた後、続いて、近距離にある聖ヨハネ・パウロ2世巡礼聖堂に向かわれた。
同聖堂は、2013年から2015年にかけて建設されたもので、聖ヨハネ・パウロ2世の記念館等を併設している。白い外壁には石膏を多く含む同地域の土が利用されているが、実際、この聖堂は第2次世界大戦中、若き日のヨハネ・パウロ2世が働いていたソーダ工場跡に建てられている。
聖堂内は、神学者・イコン画家のマルコ・イヴァン・ルプニック神父のモザイク画で覆われ、このミサのために祭壇には聖ヨハネ・パウロ2世の聖遺物が据えられた。
教皇は説教の中で、心を開き、自分自身から外に出るようにと、教会関係者らを励まされた。
聖ヨハネ・パウロ2世の、キリストのために「扉を開きなさい」という招きに従い、恐れや快適さのために扉を閉めていようとする誘惑に打ち勝たなければならないと説かれた。
自分の殻から外に出るということは「片道切符の旅」と教皇は述べ、自分を脱ぎ捨て、イエスのために命を捧げる覚悟が必要と話された。
そして、イエスは扉を半分だけ開けた生き方や二重の価値観を好まないと話しつつ、教皇は、自分の安穏な生き方を捨て、何も持たず、イエスだけに固く結ばれ歩むようにと司祭や修道者らに呼びかけられた。
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