2016-05-23 14:00:00

教皇、世界人道サミット、中国の信者のために祈る、日曜正午の集いで


教皇フランシスコは、バチカンで5月22日、日曜正午の祈りを巡礼者と共に唱えられた。

この集いで教皇は、翌23日からトルコのイスタンブールで開催される初めての「世界人道サミット」に言及。

紛争や、環境危機、極度の貧困などを原因とする悲劇的な人道状況への支援・対策を考えるこの会議において、無実の人々、最も弱い立場にある人々をはじめ、すべての人の命を救うための実り多い話し合いが行なわれることを祈られた。

そして、この会議のために、バチカンからは国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿が参加すると告げられた。

また、教皇は典礼暦で5月24日に記念される「キリスト者の助け手(扶助者)聖母マリア)」の日に、中国の信者たちと心を合わせて祈るよう呼びかけられた。

この日には、上海の余山の聖母巡礼聖堂においても祈りが捧げられる。

教皇は、マリアが中国の信者たちに、常に受け入れ、常に赦す、愛情深い神の現存のしるしを、どのような状況においても見出す力を与えてくれるよう願われた。

特にこの「いつくしみの聖年」にあって、中国のカトリック信者たちが、他の伝統宗教の信者たちと共に、慈愛と和解の具体的なしるしとなり、出会いと調和の真の文化を社会全体に醸し出すことができるようにと祈られた。

さらに、教皇は、この日イタリアのコセンツァでフランチェスコ・マリア・グレコ神父(1857-1931)の列福式が行われたことを紹介。「聖心の小さな働き手姉妹会」を創立した同神父の、司祭職と地元アクリの社会に寛大に尽くした生涯を思い起こされた。

集いの説教では、教皇はこの日典礼暦で祝った「三位一体」の神秘を観想。三位一体の神の似姿に創られたわたしたちもまた、愛と分かち合いを生き、不正や憎しみに傷つく人類の、「交わり」「慰め」「いつくしみ」のパン種となれるようにと祈られた。








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