2016-03-22 14:53:00

ブリュッセル爆発テロ:教皇、暴力を非難、犠牲者のために祈る


教皇フランシスコは、3月22日にベルギーで起きた連続爆発テロの犠牲者のために祈られた。

バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通し、メッヘレン=ブリュッセル大司教区のジョセフ・ド・ケセル大司教に宛てた電報で、教皇は犠牲者らを神の憐れみに託されると共に、遺族の悲しみに心を合わせ、その冥福を祈られた。

また、教皇は負傷者と家族たち、さらに現場で救助に当たる人々に深い連帯を表明し、神の慰めを願われている。

教皇は、多くの苦しみを生む理性を欠いた暴力を改めて非難し、神に平和の恵みを求められた。

一方、ベルギーの司教団はその声明で、多くの旅行者やその家族、空港関係者や、救急隊員らに精神的な一致を示し、犠牲者のために皆で祈りたいと述べた。

また司教らは、空港の礼拝堂の司祭らが現場で奉仕し、必要な支援にあたっていることを明らかにし、この試練の時に国全体が大きな市民的責任を果たすことができるよう呼びかけている。

この事件に際し、ヨーロッパ司教協議会会議をはじめ、欧州各国の司教団は、非人間的な暴力を非難し、欧州、中東はもとより、全世界の平和を願うメッセージを出した。








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