2016-02-11 11:57:00

教皇、バチカンで灰の水曜日の儀式、「いつくしみの宣教者」を派遣


教皇フランシスコは、2月10日、「灰の水曜日」の儀式をとり行われた。

「灰の水曜日」は、復活祭に向けた回心と償いの期間「四旬節」の初日に当たる。

この日、死と悔いあらための象徴である灰を、各自の額や頭に受ける「灰の式」が行なわれる。その灰には、前年の「枝の主日(受難の主日)」(復活祭直前の日曜日で、キリストのエルサレム入城を記念する日)に祝福されたオリーブや棕櫚の枝を燃やしたものが使用される。

教皇はバチカンの聖ペトロ大聖堂でミサを捧げられ、この中で「灰の式」をとり行うと共に、「いつくしみの聖年」にあたり、「いつくしみの宣教者」としておよそ千人の司祭を世界に派遣された。

四旬節への入口の日、教皇は説教で、祈り、慈愛の業、そして断食を、罪に打ち勝つ道として示された。

灰の式では、教皇は聖水によって灰を祝別。頭を下げ、まずご自分が灰を受けられた後、「回心し、福音を信じなさい」の言葉と共に枢機卿や司教らの頭にも灰を与えられた。

ミサの終わりに教皇は「いつくしみの宣教者」たちを派遣。これらの司祭たちが世界各地にイエス・キリストの名のもとにいつくしみの喜ばしい福音を告げ、救いと平和のメッセージをもたらすことができるようにと祈られた。

「いつくしみの宣教者」として教皇から任務を託された司祭たちは、この聖年に人々が神のいつくしみを体験することができるよう、世界各地に派遣される。そして、人々と積極的に出会い、特にゆるしの秘跡を通して、皆がいつくしみの豊かさを発見できるよう奉仕する。

 








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