2016-02-05 17:31:00

聖ピオ神父と聖レオポルド神父の聖遺物、いつくしみの聖年でバチカンへ


カトリック教会が開催している「いつくしみの聖年」を機会に、聖ピオ・ダ・ピエトレルチーナ神父、聖レオポルド・マンディク神父の聖遺物が、ローマの教会とバチカンに運ばれた。

聖ピオ・ダ・ピエトレルチーナ神父(イタリア出身、1887-1968)と、聖レオポルド・マンディク神父(クロアチア出身、1866-1942)は、共にイタリアで活動したカプチン会士で、人々の日々の苦しみに寄添い、貧しい人や病者に奉仕し、聴罪司祭として信者たちの告解を熱心に聴き、神のいつくしみの御顔を示したことで知られる。

二人の「いつくしみの聖人」の遺体は、それぞれの巡礼聖堂(ピオ神父:サン・ジョバンニ・ロトンド、レオポルド神父:パドヴァ)を出発し、2月4日にローマに到着。ヴェラーノ墓地の隣にあるサン・ロレンツォ・フォーリ・レ・ムーラ教会、ナボーナ広場に近いサン・サルバトーレ・イン・ラウロ教会を経て、5日夕方、バチカンの聖ペトロ大聖堂にもたらされた。

サン・サルバトーレ・イン・ラウロ教会のあるコロナーリ通りから、テベレ川に向かい、聖天使橋を渡り、バチカンに続く道のりを、二聖人の聖遺物を運ぶカプチン会関係者と共に、巡礼者たちの列が長く続いた。

6日(土)午前、教皇フランシスコによって、サン・ジョバンニ・ロトンドや各地の聖ピオ神父信心会の巡礼団のためにバチカンの聖ペトロ広場でミサが捧げられる。

9日(火)午前には、教皇は全世界のカプチン会会員のためにミサを司式される。

そして、10日(水)、四旬節の始まりである「灰の水曜日」を迎え、教皇はミサの中で、千人の「いつくしみの宣教者」を委任・派遣される。

11日(木)、二聖人の聖遺物はローマを発ち、それぞれの巡礼聖堂に戻される。

 








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