2015-12-23 14:25:00

教皇、シリアとリビアの平和への歩みに期待


教皇フランシスコは、バチカンで12月20日、日曜正午の祈りを巡礼者と共に唱えられた。

降誕祭を間近に控えたこの日、聖ペトロ広場には、各家庭のプレゼピオ(イエスの降誕を再現した馬小屋の模型)に置く幼子イエス像を手にした子どもたちが集った。

クリスマス前の日曜日、教皇がローマ教区の子どもたちの幼子イエス像(バンビネッリ)を祝別するのが伝統となっている。教皇は子どもたちに「皆さんがプレゼピオの前で祈る時、わたしのことも思い出して祈ってください」と願われ、「よい降誕祭を」と挨拶された。

この日、教皇は、シリア情勢に言及。先日18日、国連安全保障理事会がシリア内戦の終結と和平に向けた具体的行程の実施を求める決議案を採択したことを評価された教皇は、同国の平和のために暴力の停止と協議による解決への歩みが続くことを期待された。

また、教皇はリビアにおける統一新政府発足への動きが未来に希望をもたらすことを願うと共に、国境問題をめぐり国際司法裁判所の判決を得たコスタリカとニカラグア両国が、新たな兄弟的精神をもって協力・対話に努力することを望まれた。








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