2015-12-16 13:38:00

水曜教皇一般謁見、教皇フランシスコ「救いは無償の恵み、買い取るものではない」


12月16日水曜恒例の教皇一般謁見がいつものようにバチカンの聖ペトロ広場で行われた。朝は早くから広場に集った巡礼者たちに教皇フランシスコは前の日曜日から各国の聖年の扉が開かれた事実に触れながら、ローマだけではなく世界中で「神の慈しみの扉が開かれた」と宣言

神の慈しみの聖年はローマだけではなく全世界で実施されると教皇フランシスコは次のように話された。

「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、わたしは神のいつくしみの聖年がローマだけではなく全世界で実施されるよう聖なる扉が世界中の教会に存在することを希望しました。こうして神のいつくしみが全世界の全ての人々によって体験されることになるでしょう。

聖年はこのようにローマだけではなく世界の国々で、ローマでと同じように記念されるのです。 最初の「聖なる扉」はまさしくアフリカの真ん中で開かれました。.ローマ、それは世界に散らばる普遍教会「,カトリック教会」の一致のしるしです。この一致がますます強いものとなりますようわたしは心から願っています。 そして教会自体がこの世界の中で、天の御父の愛と憐れみの生きたしるしとなれるよう願います。

12月8日 聖母マリアの無原罪の御宿りの大祝日を神のいつくしみ聖年の開始日としたのは、50年前の第二バチカン公会議の開始日を思い起こすためでした。

事実、第二バチカン公会議は教会を「交わりの神秘」の光の下で観想し、世界に示すことをもくろみました。教会は全世界様々な国々に散らばっていますが常にどこにあってもイエス・キリストの唯一の教会です。教会の交わりの神秘、一致の神秘は天の御父の愛の神秘を体現します。この愛の神秘はわたしたち一人ひとりの心の中で成長しそして成熟していくのです。

けれども憐れみも赦しもただきれいな言葉だけで終わってはいけません。毎日の生活の中で実践すべきです。愛すること,赦すことは信仰が私たちの心を神の心に少しでも近くなるよう変えていったということの見えるしるしです。そしてそれはわたしたちの中に神ご自身の生命を現すのです」。








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