ウガンダを訪れている教皇フランシスコは、11月28日、首都カンパラのカトリック系福祉施設に赴かれた。
ナルコロンゴ地区にある「カリタスの家」は、カンパラ教区の最初の大司教、エマヌエル・キクワヌカ・ヌスブガ枢機卿(1914-1991)によって、1978年に創立され、その活動は「善きサマリア人修道女会」に託された。この施設では、宗教・年齢を問わず、貧しい人たちを受け入れ、医療ケアを行なっている。
施設を訪問された教皇は、病者たちを見舞い、祝福を与えられた。
教皇はホームの人々をはじめ、司牧者、医療・福祉関係者、ボランティアらに挨拶をおくられ、この中で、キリスト教的愛に根差すこの施設がまさに「家」であり、ここでは人々が愛情と温かさに囲まれ、わたしたち一人ひとりを愛されるイエスの存在を感じることができることを喜ばれた。
この訪問を通し、教皇はウガンダとアフリカ全土のすべての小教区と教会共同体にアピールをおくりたいと述べ、「貧しい人たちを忘れないでください!」と繰り返し訴えられた。
福音書はわたしたちに社会の辺境に出かけ、苦しむ人々、貧しい人々の中にいるイエスに会いに行くよう招いていると説く教皇は、「切捨ての文化」の犠牲となっている、生まれてくる前の子どもたち、若者、お年寄りたちが、エゴイズムや無関心、疎外や搾取から守られるようにと希望された。
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