2015-11-02 12:12:00

諸聖人の日:教皇「生活の中の身近な聖人たちを思い起そう」


教皇フランシスコは、11月1日、バチカンで正午の祈りを信者と共に唱えられた。

諸聖人の大祝日を迎えたこの日、教皇は集いの説教で、地上の巡礼者として歩き続けるわたしたちも、すでに天国に入った人々も、皆が一つとなった教会の大きな家族、「諸聖人の交わり」を観想された。

そして、諸聖人たちを模範として見つめる上で、列聖された聖人たちはもとより、日常生活の中で福音を生きた、名の知られぬ身近な聖人たちをも思い起こすようにと勧められた。

これらの身近な聖人たちを、わたしたちは家族や友人、知り合いの中に持っていないだろうかと教皇は問いながら、彼らから主イエスと福音に忠実に生きて死ぬことを学ぶようにと話された。

教皇はこの集いで、内部衝突の続く中央アフリカの状況を深く憂慮され、特に同国首都バンギで避難民を受け入れている教会関係者に精神的一致を示された。

カトリック教会をはじめ、他のすべての宗教、中央アフリカの全国民に連帯を表わされた教皇は、試練の中で分裂を克服し、平和に向かう歩みを再開するよう呼びかけられた。

教皇は11月下旬に予定されているアフリカ歴訪で、中央アフリカへの訪問を望んでおられるが、その際、同月29日(日)、バンギの司教座聖堂で聖年の扉を開きたいと述べられた。

 








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