2015-10-19 15:55:00

バチカンで列聖式、4人を聖人として宣言


教皇フランシスコは、10月18日、バチカンでとり行われたミサの中で、4人を聖人として宣言された。

このたび列聖されたのは、19~20世紀のヨーロッパの司祭、修道者、信者たち。

イタリア出身のヴィンチェンツォ・グロッシ神父(1845‐1917)は、無学と貧困の中に取り残された人々の間で主任司祭として献身的に奉仕し、困窮した人々に手を差し伸べ、若者たちに教育を施した。

マリア・デラ・プリシマ修道女(1926‐1998)は、スペインの十字架姉妹会の活動を通して貧しい人・病者・高齢者に尽くし、神への深い信頼と謙遜と喜びをもって奉献生活を生きた。

フランスのルイ・マルタン(1823-1894)とゼリー・ゲラン(1831-1877)夫妻は、愛と信仰の息づくキリスト教的家庭を築き、貧しい人々への思いやりと宣教精神を通して、教会に貢献した。リジューの聖テレーズの両親として知られる。

この列聖ミサには、新聖人たちのゆかりの地からの巡礼者、修道会の関係者が多く訪れた。また、現在バチカンで家庭をテーマとする世界代表司教会議(シノドス)が開催される中、シノドス参加司教、マルタン夫妻の列聖を祝う家族たちの姿が見られた。

教皇はミサ中、仕えられるのではなく仕えること、謙遜と十字架の道をイエスに従うことを、キリスト者の生き方、使命として示された。

そして、神なる師、イエスに倣い、兄弟姉妹たちに絶えず謙遜と愛のうちに奉仕した4人の新聖人たちの生涯を思い起こした教皇は、これらの聖人たちの輝ける証しによって、わたしたちもまた、喜びをもって兄弟たちに仕えることができるようにと祈られた。








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