2015-10-04 12:54:00

家庭テーマのシノドス控え、バチカンで前夜の祈り


バチカンで家庭をテーマとする世界代表司教会議(シノドス)が、10月4日から開催される。

シノドス開幕を控えた、3日、バチカンの聖ペトロ広場で、教皇と信者たちによる前夜の祈りがとり行われた。

イタリア司教協議会の主催によるこの集いには、数万人の家族が参加。祈りの前には、イタリア各地から訪れた夫婦や若い婚約者らが、家庭や結婚を取り巻く様々な現実と信仰について語った。

説教の中で教皇は、すべての家庭は、世界の闇の中で輝く光であると強調された。

今日の家庭を考える上で、ナザレの聖家族の神秘の観想へと教皇は招き、聖家族の隠された普通の生活、その日常の中の喜びや悲しみ、苦難の中の静かな忍耐、互いの尊重、奉仕する謙遜な心などに学ぶよう勧められた。

家庭とは、普通の条件の中で実現可能な「福音的聖性の場所」であり、世代の記憶に育まれながら、さらに成長するための力を汲み取る場所、神の計画を知り、それに信頼することを教え、無償性、兄弟愛、連帯を学ぶ場所であると、教皇は説かれた。

翌日から始まるシノドスを前に、教皇は、この会議が人間の結婚と家庭における完成された姿を改めて追求し、その美しさ、善良さ、聖性を再発見させるものとなるようにと、参加者らと共に祈られた。








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