2015-09-11 15:44:00

教皇「気候問題は、正義と連帯の問題」


教皇フランシスコは、9月11日、環境・気候変動と発展の関係を考える国際ミーティングの参加者とお会いになった。

この会議は「環境的な正義に基づいた持続可能な発展」を考えることを目的としたもの。

教皇は参加者への挨拶で、皆の共通の財産とも言える気候が、気候変動や、温暖化、劇的な気象現象などの、大きな脅威に今日さらされていることに、ご自身の憂慮を示された。

これらの気候変動で一番影響を受けるのは貧しい人たちであると述べた教皇は、「気候問題は、正義と連帯の問題」でもあると強調。ここには、人民や社会、一人ひとりの人間の尊厳がかかっていると話された。

また、科学と技術はわたしたちに今までにない力を手にさせたが、わたしたちはそれを人類全体、特に貧しい人々や、未来の世代のために役立てなくてはならないと教皇は説かれた。

そして、人々に連帯し、その尊厳を保護するために、家庭、職場、経済、研究、市民社会、教育など、それぞれが置かれた分野の中で自分の責任を果たしていく必要があると述べた教皇は、社会と環境をめぐる複雑化したこの危機について考え、対話を深める上で、貧しい人々・国々の声を反映させて欲しいと願われた。

 








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