2015-08-10 16:59:00

教皇、環境保護のために祈る日を制定、毎年9月1日に


教皇フランシスコは、カトリック教会において環境保護のために祈る日を制定された。

教皇庁正義と平和評議会議長ピーター・タークソン枢機卿と、キリスト教一致推進評議会議長クルト・コッホ枢機卿に宛てた8月6日付(発表、同10日)の書簡で、教皇はこの記念日の創設について説明されている。

書簡の中で、教皇は、神が創造された天地の未来に対する憂慮をエキュメニカル総主教(コンスタンティノポリ総主教)バルトロメオス1世と共有し、教皇の環境問題を扱った回勅「ラウダート・シ」公式発表に同席したイオアニス・ペルガモン府主教の助言を受け入れ、カトリック教会の「環境保護のための世界祈願日(仮訳)」を今年から制定する旨を発表。

そして、コンスタンティノポリ総主教庁がすでに同じ目的の記念日を定めている9月1日に、毎年共にこの日を記念することを明らかにされた。

キリスト者としてわたしたちは、人類が現在体験している環境危機を乗り越えるための貢献を望んでいると述べた教皇は、そのためにも、キリスト者を取り巻く世界との関係において、わたしたちはイエスとの出会いを通して得るエコロジー的な回心に招かれていると強調。

この祈願日が、信者一人ひとりと共同体に環境保護への召命を新たにし、神の素晴らしい創造の業に感謝しつつ、自然を守るための助けを祈り、わたしたちが生活する環境に対し行なった罪に神の憐れみを請うための、貴重な機会となることを願われた。

さらに、この日を正教会と共に記念することが、カトリック教会と正教会の交わりの発展を豊かに証しするものとなるよう教皇は期待を表された。

 








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