2015-08-10 10:49:00

教皇、広島・長崎原爆投下70年に言及、核兵器廃絶と平和アピール


教皇フランシスコは、8月9日、バチカンで行われた日曜正午の祈りの集いで、広島と長崎への原爆投下から70年に言及、戦争と暴力のない世界と、核兵器の廃絶、対話による平和構築を強くアピールされた。

教皇の言葉は以下のとおり。

「70年前、1945年8月6日と9日、広島と長崎に恐ろしい原子爆弾が投下されました。長い時が過ぎた今も、この悲劇的な出来事は恐怖と反感を引き起こします。この出来事は、科学と技術の進歩がゆがめられて用いられる時の、人間の計り知れない破壊的な力のシンボルとなりました。そして、これは、戦争を永久に放棄し、核兵器とあらゆる大量破壊兵器を廃絶するようにとの、人類への永続的な警告となりました。

この悲しみの記念日は、世界に兄弟愛の倫理と人民間の平穏な共存の土壌を広げるために、何よりも平和のために祈り、努力するようわたしたちに呼びかけています。

すべての地からただ一つの声が上がってきます。戦争と暴力に『ノー』と、対話と平和に『イエス』と!戦争は常に敗北です。戦争に勝つ唯一の方法、それは戦争をしないことなのです。」








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