2015-07-10 17:06:00

ボリビア:教皇、民間運動関係者との世界ミーティングに出席


教皇フランシスコは、7月9日、ボリビアのサンタ・クルスで行われた「民間運動世界ミーティング」に出席された。

ボリビア滞在2日目、午前中、聖体大会開会ミサをサンタ・クルス市内の広場で捧げられた教皇は、午後から、サレジオ修道会が運営する学校「コリセオ・ドン・ボスコ」で、同国の司祭・修道者・神学生らとの出会いを持たれた。

続いて、教皇は「民間運動世界ミーティング」が開催された見本市会場へと向かわれた。

「民間運動世界ミーティング」は、期間労働者や、インフォーマルセクター労働者、都市周辺の貧困地域住民、先住民族、移民、小作農業者らの生活向上を目指す様々な民間運動関係者の国際集会。第1回目の会合は2014年10月にバチカンで開催された。この機会に、教皇はボリビアのエボ・モラレス大統領と会見されている。

第2回目となったこのミーティングには、モラレス大統領をはじめ、およそ3千人の参加者が集った。

「神はご自分の民の叫びをお聞きになる」と述べた教皇は、「土地・家・仕事」は聖なる権利であり、そのために闘う価値のあるものと強調。

自分の耕地を持てない農民、家の無い家族、権利の無い労働者、こうした人々の存在を前に、わたしたちは何かを変える必要を強く感じていると話された。

それは、あらゆる手段で利益のみを追求し、社会的疎外と自然破壊を考慮しないシステムを変えるということであると教皇は述べられた。

「わたしたちは変化、真の変化を願っています。なぜなら、このシステムはもう維持不可能だからです。人々はもうこのままではやっていけません。聖フランシスコが姉妹なる大地と呼んだ地球の自然ももう守れません。」

希望と連帯のグローバル化は人々から、人々の間に生まれると述べた教皇は、これを排除と無関心のグローバル化と交換しなくてはならないと訴えられた。

 

 








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