2015-06-22 18:57:00

トリノ:教皇、ご自分の祖父母と父にゆかりの教会へ


トリノを訪問された教皇フランシスコは、ご自分の家族にゆかりのある教会を訪ねたほか、ピエモンテ地方の親類たちとお会いになった。

北イタリア・ピエモンテ州の州都トリノへの訪問は、教皇にとって、いわば「里帰り」とも言える。教皇の父方の祖父はピエモンテのアスティ出身で、祖母はピエモンテ州に近く接するリグーリアの村で生まれ、幼い時にトリノに引越している。祖父母はトリノ市内の教会で結婚式を挙げた。

トリノ滞在初日の6月21日、市内のサンタ・テレーザ教会を訪れた教皇は、カルメル会士らに迎えられた。この教会において、1907年、教皇の父方の祖父母が結婚し、翌1908年には、教皇の父がここで洗礼を受けている。その後、教皇の父マリオ・ベルゴリオ氏は、1929年、アルゼンチンへと向かった。

教皇は聖堂内で沈黙のうちに祈り、祭壇に花を捧げられた。教皇は特に今年10月に開催される家庭をテーマにしたシノドスの実りを祈られたという。

22日、教皇はヴァルド派福音教会への訪問の後、ローマに帰る前に、トリノの大司教館で、ご自身の親類らとの出会いを持たれた。大司教館には、教皇の従兄弟6人とその家族、およそ30名が集い、ミサに参加し、教皇と昼食を共にした。

教皇は、その登位前、ブエノスアイレスからイタリアを訪れる際には、しばしばトリノに立ち寄っていたという。

同じ日、教皇は大司教館で移民20名とお会いになり、一人ひとりの話に耳を傾けられた。

2日間のトリノ司牧訪問を終えられた教皇は、22日夕、バチカンに戻られた。

 








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