教皇フランシスコは、6月15日、教皇庁東方教会援助事業会議の関係者とお会いになった。
東方教会援助事業会議(ROACO、議長:レオナルド・サンドリ枢機卿)は、東方教会省に属する組織で、このたびシリアやイラクの状況をテーマに定例総会を開催している。
教皇は総会参加者らとの出会いを機会に、中東の苦しむキリスト教徒たちへの関心を改めてアピールされた。
中東で古くから息づいてきたキリスト教の存在に世界はようやく目を開いてきたと教皇は述べ、キリスト教徒をはじめ不当な暴力の犠牲となっているすべての人々に対する支援の広がりを指摘。
しかしながら、苦しむ多くの家族たちの命の重さを原油や武器よりも軽く考え、正義と平和を唱えながらも死の商人に対して寛容な人々を排除する、いっそうの努力が必要と述べられた。
教皇は、これからもキリスト教的愛の奉仕に励み、人間の尊厳の侵害に声を上げていくことを、ROACO関係者に願われた。
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