教皇フランシスコは、5月25日、フランシスコ会の会員たちとお会いになった。
フランシスコ会(O.F.M.)は、今月10日よりアッシジのサンタ・マリア・デリ・アンジェリで総会を開催している。
この日、ローマを訪れた会議参加者らは、バチカン宮殿で教皇との出会いを持った。
会員らへの挨拶で、教皇は、小さき者であることは、神の前で自分の小ささを知り、神のいつくしみに完全に信頼することへと招くと強調。
「いつくしみが何であるかは、小さき人々、すなわち神の前で小さく、貧しく、罪を知る人々を認めない者には理解できない。わたしたちが小ささを知れば知るほど救いに近づき、自分の罪を認めれば認めるほど救いにふさわしい者となる」
「小さき者であるということは、自分自身の枠や見方から抜け出し、習慣や安穏を超え、貧しい人や疎外された人に、分かち合いと奉仕を通して、具体的な連帯を証しするために出かけていくことでもある」
教皇はこのように話された。
また、兄弟愛も福音の証しにおいて本質的な要素であると指摘された教皇は、同修道会がこの兄弟愛を互いの信頼回復を通して実際に表現し、傷を癒し、一致させるキリストの愛の目に見える証しとなるように願われた。
神のいつくしみや、和解、平和を人々にもたらす者としての意識を改めて持ち、常に「外に向かっていく」ことが必要と述べると共に、聖フランシスコの清貧という宝を守り、富や世俗の精神に執着を持たないことが大切と説かれた。
修道生活を力づける聖霊に向けて自分たちをより開き、人々や司牧者たちの愛情に励まされながらこれからも歩むよう、教皇は同会を聖母の保護に託された。
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