2015-04-26 18:15:00

よい牧者の主日:教皇による司祭叙階式


教皇フランシスコは、4月26日、バチカンで司祭の叙階式をとり行われた。

カトリック教会の典礼暦で復活節第4主日は、イエスが自らを「よい羊飼い」として示すエピソード(ヨハネ10,11-18)が朗読されることから、「よい牧者の主日」と呼ばれる。

また、この日はカトリック教会の「世界召命祈願日」でもある。同祈願日は、司祭や修道者への神の招き(召命)に、多くの人がこたえる事ができるよう、教会全体が祈りを捧げる。

この日、教皇は聖ペトロ大聖堂で捧げられたミサの中で、ローマ教区の19人の助祭を司祭に叙階された。

教皇は叙階式に入る前の説教で、司祭となる人々に、司祭の役務を通して唯一の師であるイエスの宣教に参与し、すべての人に神の御言葉を伝えるようにと励まされた。

特に「説教」については、退屈なものでなく、自分の心から出て、人々の心に直接届くものであるように、またその言葉を行いを通して証しするようにと願われた。

さらに、ミサは主を聖化するものとして心を込めて捧げるよう、洗礼を求める人に、決してそれを拒むことがないようにとも強調された。

司祭たちが自分の楽しみのために「孔雀」になることがないように、常によい羊飼いの姿を念頭に、仕えられるのではなく、仕えることを忘れないようにと話された教皇は、続いてこれらの志願者に司祭叙階の秘跡を授けられた。

 








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