2015-04-02 13:01:00

聖木曜日:教皇、ローマ教区の司祭たちと聖香油のミサ


4月2日、聖木曜日の午前、教皇フランシスコはローマ教区の司祭たちと聖香油のミサを共同司式された。

「聖木曜日」とは、復活祭直前の一週間である「聖週間」中の木曜日をいう。

この日は、午前中に「聖香油のミサ」が、午後から「主の晩餐の夕べのミサ」が捧げられる。

聖香油のミサは、各教区の司教座聖堂において、司教と司祭によって共同司式される。ミサ中、「司祭の約束の更新」と、司教による「聖油の祝別」が行われる。

バチカンの聖ペトロ大聖堂でとり行われた聖香油のミサには、ローマ司教である教皇を囲むように、同教区の司祭たちの白い祭服が中央祭壇のまわりに広がった。

説教で教皇は、人々の間に常にあって、時には危険の中で司牧に尽くす司祭たちが、その疲れを御父に捧げていることに連帯と祈りを表された。教皇は司祭たちに「よく疲れ」「よく休息する」のを学ぶことが、司祭職を豊かにするために必要と話された。

この後、司祭たちは、「わたしたちの司祭職の模範である主イエスと一致し、自らを捧げ、教会のために自由に引き受けた聖なる任務を果たしますか」などの、教皇の問いかけに「はい」と答え、叙階の日の誓いを新たにした。教皇はまた、司祭たちが主の恵みに満ち、その使命を忠実に果たせるようにと、信者らを祈りに招かれた。

聖油の祝別では、病者用聖油、洗礼志願者用聖油、そしてバルサム油を加えた聖香油(入信、堅信等に使用)と、アンフォラ(持ち手のついた縦長の壺)に入った3種類の油が教皇によってそれぞれ祝別された。

「聖なる過ぎ越しの3日間」に入る聖木曜日の午後、教皇フランシスコはローマ市内のレビッビア刑務所で「主の晩餐の夕べのミサ」を司式され、「洗足式」で代表の受刑者たちの足を洗われる。








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