2015-02-10 18:08:00

教皇フランシスコ、ローマ郊外ピエトララータの大天使ミカエル教会訪問


教皇フランシスコはその教皇としての第一声から郊外に出て行くこと、すなわち、自分の場所に留まらず心を開いて疎外されている人々や忘れられている場所に向かっていくことを勧められているが、毎日曜日の教会訪問も、好んで郊外の教会に出向いていく。この日もローマの中心地から外れた一般庶民の地域を訪問された。

聖ミカエル教会に到着された教皇は子供たちや信者たちの歓声に迎えられ、主日のミサを捧げられた。

ミサ中の説教では、ミサ中に泣き叫ぶ赤ちゃんたちの声にうれしそうに耳を傾けながら、赤ちゃんの泣き声は神からの祝福である、また家庭生活の中で夫婦の一致と和解は最も大切なことであると次のように話された。

「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、

赤ちゃんたちの泣き声は神様からの声です。最も良いお説教だと言えます。

わたしは赤ちゃんの泣き声を聞くのが好きです。なぜなら赤ちゃんたちは生命の約束であり未来への希望だからです。教会でミサ中に赤ちゃんが泣き始めるとある人々は「シー、とか黙らせなさいとか外に連れて行きなさい」とか言うかもしれません。それはいけません。赤ちゃんはそこにいなければなりません。なぜならそれは神様のお説教であり、生命の説教だからです。

またご両親たちにもお勧めしたいことがあります。何回も一般謁見の時にも強調しましたが。家庭内では「仲直り」「和解」をせずに一日を決して終わらせてはなりません。ごめんなさい、とか赦してくださいとか、どうしても言葉で言わなければならないわけではありません。言葉にしなくても許しを乞うことは出来ます。決して夫婦間に家庭内に恨みつらみや憤懣が残るようなことがありませんように。それは大変いやな避けるべきことです。言い争ったり、喧嘩したりした後必ず冷たい雰囲気が残ります。どんなことをしてでも和解せずに許しあわずに一日を終えることのないようにしてください」。

教皇はこのように話され人々を和解への道に励まされた。








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