フィリピン訪問中の教皇フランシスコは、18日、マニラで市民参加のミサを捧げられた。
15日から始まった教皇のフィリピン滞在も、翌日の帰国まであとわずかを残すところとなった。
フィリピンのカトリック教会の暦で「サントニーニョ(聖なる幼きイエス)」を記念したこの日曜日、教皇の同国訪問における最後の公式行事としてのミサが盛大にとり行われた。
あいにくの悪天候となったが、マニラ市内には、会場のリザル公園を中心に、教皇ミサに参加しようと集ったおよそ600万人の信者たちの波が続いた。
この人出について、バチカン報道局長フェデリコ・ロンバルディ神父は、教皇ミサの参加者数としては、これまで知られる中では最大のものと思われると述べた。以前の記録としては、やはりマニラで、20年前、教皇ヨハネ・パウロ2世が世界青年の日のミサを司式した時の、400~500万人があるという。
ミサの説教で教皇は、フィリピンがアジアにおいて福音の推進者となり、神が創造した世界の美しさを不正や、腐敗、搾取で傷つけることがないようにと呼びかけられた。
また、皆の家庭はもとより、教会という神の家族、そして世界という人類の家族を守るよう、フィリピンの信者に願われた。
そして教皇は、フィリピン国民、特にすべての子どもたち、若者、家庭を、サントニーニョに託して祈られた。
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